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2009年2月11日 (水)

技工士不足待ったなし

2月5日のJ-waveの“jam the world”で歯科技工士の離職率の問題を取り上げてくれました。(15-Minutes BackNumberの2/5(木) 離職が進む歯科技工士の現状についてをクリックして下さい)
http://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/15/index.htm

25歳から29歳の離職率は、74.9%。25歳未満では実に79.0%ですか、当ブログで以前2006年のデータを記載しましたが、(就業5年以内の離職率が70%)この2~3年でまた悪化したようです。それより深刻なのが 技工士の世代割合が団塊の世代が6割を占めていると言う事ですね。団塊の世代の引退はこれから進むでしょうから いわずもがなです。

次に給料を含めた福利厚生についての話で少々補足しますと、おそらく個人ラボでは(福利厚生は)殆ど無いと思います。歯科医院(院内ラボ)の場合歯科医師国保でしょうから厚生年金は未加入でしょう。たぶん 圧倒的に条件面でも派遣社員の方に負けているでしょう。

離職の理由については 受注生産のオンリーワン、機械化はなく殆ど手仕事、粉塵や化学薬品の健康被害、薄利多売等指摘されていましたが、あと補足すると納期が決まっていて尚且つ作業日数が厳しい事が離職の大きな要因ではないかと思います。

委託技工については話せば長くなるので機会があれば また

中華技工の危険性についての補足をしたいですが、具体的なデータが載っているwebページがリンク切れだったので、以前の当ページに少し数値を載せていますので見てください。
http://45net.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/post-2793.html

尚、興味のある方は下記ブログに15日まで(聞く事が出来ます)は公開されているそうです。
http://kimball.blog.so-net.ne.jp/2009-02-08-1

来週じっくり書きたいと思います。

おまけの話
泣ける話をします。(ハンカチのご用意を)私が修行時代の初任給は7万5千円で、チーフクラスの人で15万強でした。因みに時代は昭和の終わりで阪神タイガースが吉田監督で優勝した頃で、競馬はオグリキャップ、イナリワン、スーパークリークの3強の時代でした。
そのラボは技工士会の専務理事の経営してるラボで勿論福利厚生は無く手取りが総支給でした。労働時間は朝8時半から早くて10時頃、だいたい最終ギリギリでした。それでも最終を超える事はめったに無かったです。(理由はタクシー代の支給をケチった為と思いますが)勿論月月火水木金金(日曜は殆どセミナー(実費)が有ったので)。お給金頂くときは“逆に授業料貰いたいぐらいや”と言われてペラペラの給料袋を渡されましたので、今は随分待遇が良くなったんだなぁと思いながら番組を聞いていました。

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