今も昔も考える事は同じ??
私が学校を出た時には委託技工料(7対3の事)の話は終わった後でしたが、あまり日にちが経っていなかったので、生々しい声は良く聞きました。私が修業時代に居た大○の歯科医院は本気で心配していた歯医者がかなりの数で奥さん等親族名義の院内ラボ(独立採算)が存在した事は前に書きました。
委託技工料の対策で別の動きもありました。それは互助会である歯科医師会某地区支部の有志で募り東南アジアの歯科医院の視察に出かけたそうです。
表向きは歯科医院の視察ですが、本当の目的は東南アジアの技工所の発掘だったそうです。現在中国製技工物の問題が有りますが、昭和の終わり頃に同じ事を考えたグループがあったんですヨ。私が聞いた歯医者さんによると、(東南アジアの歯科レベルは)ある国はかなりレベルが高くて技工技術も高かったらしいですが、別の国では路上で中古の入れ歯をダンボールの箱一杯に入れて通りかかる人が代わる代わる自分に合う入れ歯を求めている みたいな国も在ったとか、まぁ国や地域によってマチマチと話されていたと記憶します。当時のレベルの高い国の名前が思い出せないのですが、現実問題としては技工料が安くても輸送費とアポイントの関係で断念したそうです。
最も委託技工が決まらなかったので杞憂だったんでしょうがネ。
おまけの話
東南アジアの視察旅行のお土産は調節製咬合器でした。日本の半額以下(もしかした1/10ぐらいかも)だったらしいです。許認可の問題はどうだったんだろうか??
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