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2010年1月20日 (水)

2010年問題

薬剤師さんの話ですが。
この2010年の薬剤師関連の問題は大きく分けて2つ有るそうです。先ずひとつは
http://sankei.jp.msn.com/life/body/080204/bdy0802040031000-n1.htm

2010年と2011年は薬学部が4年制から6年制に移行する期間のため 卒業生・国家試験受験者が極端に減ることが予測され いわゆる“空白の2年間”になってしまうそうです。
この2年間で卒業するのは、大学院生のみですから 争奪戦は凄まじい事になる(すでに成ってる)んでしょうネ。理由(各社の薬剤師さんの確保)は、病院内の薬局では一日75枚の処方箋を扱っていいと法律で決まっているそうですが、調剤薬局などでは、一日40件と制限されているそうです。どんなに忙しくても一日一人が処方40枚分しか対応できないので、人を増やすしかないそうです。ただ、2年後は登録者販売制度の施行もあり、溢れる薬剤師さんが増えそうだと(素人考えで)思いましたが。
技工士法にもこんな法律があれば、院内なら8症例で、ラボなら4症例とかになって 良い仕事(補綴物)を提供出来ると思いますが…。

そして、もう一つは 大型医薬品の多くが2010年に特許切れとなりジェネリックになるようです。
http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20090105/122190/

医薬品業界でも“2010年問題”と呼んでいるそうですネ。2010年問題の対処には新薬開発が不可欠だと思いますが、そのための新薬開発にはなんと1,000億円も掛かるそうで 薬品メーカーは新薬開発に社運をかける事に成りますネ。
日本のメーカーは一つに絞って開発するそうですが、欧米のメーカーは10程のプロジェクトを発足させて それぞれを同時進行で開発するそうです。それでどれかが一つでも目処が立てば他のプロジェクトは売却するそうですが。
う~ん、兆というお金が動くわけですから、歯科業界とはスケールが違いますネ。

おまけの話
薬剤師の6年制移行は単純に勉強する事を増やしただけではなく、4年から5年に上がるのに国家試験級の試験に合格しないと進級出来ないらしいです。
なんでもコンピューターでランダムに受験者全員に違う問題が出題される徹底ぶりで、これを乗り越えると相当鍛えられた薬剤師が出来上がるようです。
(問題が漏れると噂に成っている歯○○師国家試験とは違うようで)

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コメント

今晩は、薬剤師サンの世界も大変そうですね
そう言えば調剤薬局ってずいぶんと増えましたね、コレって規制が変わったのでしょうか?これから先私もいくつまで生きられるか知れませんが死の直前迄元気でいたいもの
早くそんな薬ができないものでしょうか?

投稿: JOHN | 2010年1月21日 (木) 23時03分

こんばんは JOHN様 いつもコメントありがとうございますm(_ _)m
たしか 院内で薬を出すより 処方箋を出した方が点数が高いために 調剤薬局が増えたのではと記憶していますが。
今は国立大学の偏差値が殆ど大学で歯学部より薬学部の方が上らしいので しばらくは 激戦が続くのかもしれませんネ。

投稿: 45net | 2010年1月21日 (木) 23時33分

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