ネコババ
所詮この世は不公平なものだとは思いますが、
奇しくも陸山会裁判が行われた日に官僚の問題点を暴露しまくった古賀茂明氏が首に成り、
陸山会裁判で証拠もなしで有罪と判決した登石郁朗裁判官の高裁昇格が決定的になったそうです。
こんなあまりにもわかり易い人事に笑ってしまいますナ
さて、判決を受けて新聞各社社説や政治面では小沢叩きのオンパレードでしたネ
小沢問題の恩讐を超えて 裁判の問題点の指摘なり、抗議なりをする所がなかったのが残念ですが、
ちょっと変化が出てきなと感じたのが、朝日新聞の27日朝刊の社会面(39面ですが)で
“水谷元会長『驚いた』”こんな見出しで関係者の反応を掲載しました
「驚いた。会社から裏金が出たことは事実だが、石川議員らに渡したところは私は見ていない」水谷建設の水谷功・元会長は判決内容を聞いて、そう語った。
それは裁判所が供述証拠を却下しながら新しい証拠固めをしないで判決を下した事への指摘なんですが、
川村尚元社長が詳しく語り、資金を用意した元常務、運んだ元専務、授受に同席した別の建設会社長らが次々に検察側の主張に沿う証言をしたことが、判決が”事実”と認定する決め手となった訳ですが、当時の実質的トップだった水谷元会長だけが弁護側の証人として「(提供した)その場に立ち会っておらず、本当に金が届いたか分からない」と証言し石川議員らの有罪判決を受けて、水谷元会長は「検察側が裏金の有無を争点にしたことに『おかしなことだ』と不満を漏らし、『石川議員が気の毒だ』と話した」
簡単にすると水谷元会長は裏金の存在だけを争点にして渡した証拠を固めてないのに有罪としたことに気の毒だと話したそうです。
まぁ、水谷元会長は川村元社長が愛人に渡したと思ってるみたいなんですけどネ噂ですけど
この記事を受けて元毎日新聞記者の板垣英憲氏が面白い仮説をたてていました。
現金を授受する場所に、「別の建設会社長ら」が同席していたということは、常識ではあり得ない
小沢一郎元代表に報告をしないで、「ネコババ」した可能性について、東京地裁(登石郁朗裁判長)は、よく調べたのであろうか。政界では、秘書が自分のものにしてしまうことは、よくあることであるのに、調べが不十分ではないか。そればかりではない。資金を手渡した元社長用意した元常務、運んだ元専務が、こちらも「ネコババ」した可能性について、東京地裁は、よく調べたのであろうか。
なるほどネコババした可能性は川村元社長、資金を用意した元常務、運んだ元専務、同席した別の建設会社社長、石川議員、大久保秘書と6人の可能性について調べろと言う事ですネ
まぁ、億のお金の出入りなら調べればすぐ何か出て来そうですが
板垣英憲氏が最後に登石郁朗裁判長らが世間知らずの「ペーパー秀才」であると結んでいました。
尚、冤罪・陸山会事件の不当判決を糾弾するデモを10月9日東京都内にて行われるそうです。
おまけの話
歴史的な判決をして目出度く高裁に昇進した登石郁朗裁判官ですが、
過去に訴因変更をやった実績があって、もと法務官僚で検察との蜜月ぶりが指摘されていたそうですナ
まぁ、これから今回の裁判を疑問にもつ骨のあるジャーナリスト達が色々と探し出すでしょうネ^^;
因みに年齢的に高裁どまりだそうなので、本人はさぞかし無念でしょう。
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