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2012年2月13日 (月)

波乱万丈な野球人生

昨日のNHK大河の平清盛を見ていて「おれは海賊王になる」と高らかに宣言するシーンを見て、思わず“おまえはルフィーか”と突っ込んだ人が多かったでしょうナ^^;
う~ん、視聴率低迷の為ONE PIECEファンを取り込むつもりだったりして

さて、山口県早鞆高校の大越基監督(元ホークス)が、23年ぶりの甲子園出場を決めましたが、
そんな彼が決まった瞬間思った事は、プロ野球をクビになった時のことを思い出し自然と涙が出たそうです。
かつては仙台育英のエースとして89年に春夏連続甲子園出場(春はベスト8夏は準優勝)し脚光を浴び、
卒業後はプロからの誘いもあったものの早稲田に入り1年から登板し、チームの15季ぶりの優勝に貢献し胴上げ投手にもなった
しかし当時の早稲田の石井連藏監督の指導法と合わずに2年途中で退部(退学)し地元に帰りました。ところが心機一転渡米し ダン野村氏がオーナーのマイナーリーグに挑戦したが また挫折…、そして悶々とした日々を過ごしていたという。
そんな中、突如ホークスから1位指名を受けましたから、当時私は根本陸夫さんの信任が厚かった石川晃氏主導のホークスの抱え込み作戦なんだろうと思っていました。
プロ入り後の大越氏はスピードは有るけど(150㌔超)制球力不足で怪我等も経て4年後野手転向しました
野手転向後も怪我に悩まされましたが、俊足を生かした走力と守備力でフェンスに激突しても捕球する気迫あるプレーを見せていましたネ。ところが、03年の日本シリーズでは全試合でベンチ入りし、代走として起用されたものの(第1戦はサヨナラの得点)シリーズ終了の数日後に球団から戦力外通告を受けました。そして翌年東亜大に進学して教員免許を取得、高校野球監督を目指し早鞆高に着任 と。
なんともまぁ、彼は相当波乱万丈な野球人生を歩んできましたネ

ところが彼は監督として赴任するところを厳しい環境に身をおくため、あえて選手時代の人脈がない土地を選んだという
そんな背水の陣に追い込む事が人間を強くするのでしょうナ

おまけの話
その後大越監督は親しい人にこう話していたそうです。
「戦力外通告を受けてからの8年間は、実はずっと悔しい思いがあった この日を迎えられて、クビになってよかった」
中々言えないですよね クビに成って良かったなんて、
まぁ、人生無駄なんて無いという事なんでしょうか

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コメント

こんにちわ、昨夜からの小雨が続いて鬱陶しい鉛色の空の横浜です、気温はそんなに低くはナイのですが風が冷たく、気を抜くと風邪をひいてしまいそうです。

今日の大越基監督の話は心を打ちますネ
大きな困難が人間を育てると言うか、より人生を実りあるモノにする、なのでしょうか。
まあ人それぞれ多くの困難や障害を乗り越えて生きているのですが、、、
あえて厳しい環境に進む決断はいかばかりなものなのでしょう。
私のように苦労を避けてラクな道を選んできた人間には到底理解できません(それでも苦労と感じたコトはありましたが)

「獅子は千尋の谷に我子を突き落とす」とか、ウチのたるみ切った子供達も突き落として艱難辛苦を味わせてやろうかしら?そんなことしたら自分が突き落とされる?かもです(悲)

投稿: JOHN | 2012年2月14日 (火) 11時17分

こんにちは JOHN様 いつもコメントありがとうございますm(_ _)m
こちらも昨日から引き続き雨で気温も上がらず寒いですね。

ご指摘のように私も彼には思うところがありますね。
あと人生には無駄なんてないんだと再確認させていただきました
ただ、彼の頑張りのお蔭で 娘の高校は今春も残念でしたが^^;

本文では割愛しましたが、大越監督は就任当時 自身が元プロ野球選手であり甲子園での実績も凄かった為、生徒達は何も言わなくても付いてくるだろうと思っていたそうですが、結果は誰も付いてこなかったそうです。
それで自分がまずやろうと 先頭に立って動いたら付いてきたそうです。
そう考えると彼は監督としても一度挫折を味わっているんですね
人生って生易しいものではないと思い知らされました。

あと道のりはそれぞれ大変だったでしょうが、甲子園出場、東京六大学(早稲田)、ドラフト1位(ハズレだけど)でプロ野球選入団。引退後は高校野球の監督(しかも甲子園出場)と 結果だけ見るとなんとも羨ましい(野球)人生です。

投稿: 45net | 2012年2月14日 (火) 11時37分

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