無罪判決と玉虫色判決文

オシム氏がサッカー日本代表監督に就任した時、メディアの質問に対して言った言葉は
「ここは教会ではありません、私に何をお願いしてるか具体的に言って下さい。」
「日本のサッカーにおけるマスコミは40年間、成長していません」
精神論しか聞けないメディアに“サッカーの話ならいくらでも聞いてください”と諭したそうです。
メディアに対するオシムの厳しい態度がサッカーを飛躍的に成長させ、日本のサッカーを成長させたのは、言葉なのである　と岡田憲治氏は著書の中で指摘していました。なるほど　それで最近はサッカー選手の本が多いんですネ

　さて、昨日小沢判決が出ました。大方の予想通り無罪判決でしたが、なんかすっきりしない感じですね。
流石に将来の最高裁判事は確実とみられ、警察や検察の筋書きを追認するスタイル＊の大善裁判官らしく玉虫色な判決文がそう思わせるのでしょうネ。
微罪な上に証拠もない為 有罪に出来ないので、せめて判決文で小沢を突っ込めるような判決文にしましたから　記者クラブマスゴミの皆さん頑張ってください　と言わんばかりでしょうか

それを受けて、判決後の反応は、まるで東西冷戦の時の上げた拳は下せない状態のマスコミは証拠が無かったから無罪判決が出ただけで政治と金の問題が残る　との大合唱の論調にはちょっとウンザリです。もっと真面な論理で政治を語れないのでしょうかネ

先出の岡田憲治氏は「メディアは政治家はお金を持ってはいけない、貧乏でなければならない　と言わんばかりだと」
まぁ、政治と金の問題とやたらと追求するが、日本のマスコミはお金がかかる理由には言及しない　矛盾を指摘されているんだろうと思います。
また、国会議員は、庶民ではない事実がある と
政治家の前に人間だろう、と追求しながら、今度は人間である不完全さを主張すると、政治家としてあるまじきと追求する矛盾が有る　と。
う～ん、日本の政治におけるマスコミも40年間、成長していないのでしょうか　オシムさん

尚、この状態を利用してドジョウ政権が二匹目のドジョウを狙っているそうですけど、どうなるのでしょうか。

おまけの話
サーカーの元日本代表で現在旅人の中田英寿氏が以前メディアに「無礼だ」と批判されていましたが、こんなやり取りでした。

記者/アジアの強豪を迎えての一戦はいかがですか？
中田/…なにがですか？
記者/シュートを蹴ったときの気持ちは？
中田/気持ちは特にありません。
記者/次の韓国戦に向けて一言！
中田/…特にありません。

岡田憲治氏は冷静に見ると、記者はサッカーのことをひとつも聞いてなく、答えてもらいたいことは決まっている、お約束の英訳できないインタビューだと指摘されています。

なるほど ヒデはそれでマスコミ様の誘導に乗らなかった　“無礼者”　という訳ですか^^；

＊被告人側の主張は執拗に疑い、検察側の主張は信用できる部分を探し出す裁判官だと日刊ゲンダイでは書かれていました