吉田茂の正体
高校生時代、元政治記者で政治評論家だった戸川 猪佐武氏の小説吉田学校に熱中していました。
吉田茂から鈴木善幸までの政界の内幕を描いていたノンフィクションタッチの政治小説だったので、のめり込みました。
もしかしたら私が政治に大変興味を持った原点かも知れません。
さて、先週の土曜日からNHK総合TVで吉田茂の「負けて勝つ」が始りましたネ。何故今更感は拭えませんが、政治家のドラマは珍しいのでつい見てしまいましたが。
初回を見え終えた感想は。天皇の戦争責任に踏み込み、進駐軍の要請で日本中に大規模な慰安所を作る話(しかも娼婦を斡旋するのは警察)が出ましたが、どう展開するか楽しみです。
気になったのが、白洲次郎と吉田茂との間柄の唐突感が有り違和感が有りましたけど、
(有名なロンドンでいつも次郎は大使館に泊まり、有名な夜中まで二人でビリヤードに 興じていたエピソードとかが無かった)
ただ、次郎の配役は嵌っていた気がします。
最近出た孫崎亨さんの『戦後史の正体』によれば、吉田茂元首相は、今の日本の『対米従属路線』を築き上げた残念な人との評価ですが、まぁそんな所だろうと私も感じます。
戦後の日本の歴代の総理を見ればアメリカ従属(隷属)路線の人は長期政権に成り、自主独立路線の人は短命若しくは陥れられていますし、もっと言えば総理に成る前に潰されていますからネ
吉田茂を英雄視するような内容だけは避けて欲しいですナ
次回も楽しみです。
おまけの話
竹島、尖閣、もっと言えば北方領土と日本が周辺諸国との領土問題について、周辺諸国と揉めていますが、
歴史認識を考え直す時期に来ているような気がします。
例えば太平洋戦争は植民地解放、亜細亜解放のための大東亜聖戦だったと叫ぶ人がもっと出てきても良い気がしますがネ
| 固定リンク
« タ~マ~ゾ~ン~ | トップページ | 商人ジャパン »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 長寿の夢(2016.03.04)
- 育休とって不倫しよう だったとは(2016.02.13)
- 出世する人(2016.01.29)
- 教科書は軽減税率適用外なのに(2015.12.18)
- 私もオメラスの住人(2015.11.27)
コメント
こんにちわ、朝晩はチョイと涼しくなったものの日中から午後にかけては相変わらずの暑さの横浜です、私の仕事場は日当たりがヨクないのに西日だけはシッカリさす建物でこれから暫くは午後の暑さにウンザリします
吉田茂は名前を知っていましたが、子供の頃の私の中では日本の戦後復興に尽力した総理大臣としか知りませんでした、吉田茂が亡くなった時に国葬が行われ学校が休みになったのを喜んだ覚えがあります
大人になってから色々な批評や生い立ちを知るようになって興味深い人物だと気がつきました
大磯に居住していた吉田茂が作った「横浜新道」は今でも私は便利に走っています。
しかし吉田茂に対しては色々な批評や批判もありますが、今の政治家が持っていない何かを持っていたような気がします
投稿: JOHN | 2012年9月11日 (火) 13時20分
こんにちは JOHN様 いつもコメントありがとうございますm(_ _)m
こちらも朝夕は涼しくなりましたが日中の日差しはまだまだ厳しいです。
ご指摘の様に私も吉田茂は今の政治家にないものを持っていると思います。
ただ、吉田茂が今日評判を落としているのは彼のブレーンだった辰巳栄一元陸軍中将がCIAに「POLESTAR―5」のコードネームで活動していたことを、有馬哲夫早大教授が米公文書から発見した事ですかネ。
http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009100301000210.html
また、吉田茂本人も暗号名「ヨハンセン」だった事、養父の吉田 健三は死の商人だった(英国商社・ジャーディン・マセソン商会横浜支店長)因みに父の死後吉田茂は遺産(現代の価値で)60億円を相続したそうです。
妻の(牧野伸顕の娘)牧野雪子はモルガン=ロスチャイルドの洗脳教育を受けたとの噂も有ります。
まぁ、それ故に マッカーサー(米国政府が)吉田総理を待望したのかもしれませんネ
う~ん、日本の闇は深いですネ。
投稿: 45net | 2012年9月11日 (火) 13時47分