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2012年12月31日 (月)

陽だまりの樹

ボッチ年末を満喫していますが、そんな中NHKのBS時代劇の「陽だまりの樹」(原作手塚治虫)を12話9時間を1日で一気に見ました
http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/hidamari/
う~ん、良く出来ていました。申し訳ないけど大河より遙かに面白かったです。
見た方は何度も涙されたのではないでしょうかネ

ザックリなあらすじは幕末の黒船来航、開国、戊辰戦争、そして明治維新という大改革の時代、対照的だが友情で結ばれた2人の男の人生の話です。一人は義に生きた男“伊武屋万二郎”
もう一人は情に生きた男“手塚良庵”(手塚治虫の曽祖父)
タイトルの「陽だまりの樹」は、藤田東湖が劇中で主人公の伊武谷万二郎へ語る当時の日本の姿で、幕府の内部は慣習に囚われた門閥で占められて倒れかけているとして、これを「陽だまりの樹」と呼ぶ。

私が一番印象深かったのは、万二郎が上野の彰義隊に参加して その時の遺品を届けに来た西郷隆盛に良庵が噛み付き言ったセリフですネ(原作を超えてた気がしました)
「歴史にも書かれねえで死んでった立派な人間がゴマンといるんだ… そんな人間を土台にした歴史に残る奴など許せねえ 二度とここへ来るなーッ」
歴史として残るのはごく一部で、名もなき数々の ドラマがあり、それなくして、時代は作られない
なんか自分とダブるんですよね、技工士も絶対表に出ませんからね
因みに万二郎の生死は語られぬまま舞台から去り、蝦夷地に向かったとの噂で物語は終ります

基本的にこの作品の素晴らしいところは手塚治虫さんのご先祖様をモデルにしながら、英雄視することなく しっかり歴史を描いている所だと思います。あと 倒れそうな幕府を陽だまりの樹と見立てる所は秀逸だと思います。
最初ドラマ化をしかもNHKでと聞いた時はちょっと意外な気がしました。
原作を読んだ人はご存知だと思いますが レイプの描写が多いんですよね。それをうまく交わしながらオリジナルに近かったと思います。
ただ惜しむらくは、随所に駆け足だった所や(重要と私が感じる場面が多数)カットされた所が有ったので、どうせならもう少しじっくりやって欲しかったと思います。(前後編とかにして2シーズンに分けるとか)

しかし、今年最後のブログがドラマの感想とは 私らしかったと思います^^;

来年もよろしくお願いします。

おまけの話
今年の大河が面白くなかったのは平清盛の人物像(認知度や人気度)と歴史公証の問題だと思っていましたが“陽だまりの樹”の市原隼人くんも成宮寛貴くんも二人とも良かったので主役の差が出たのかなと思いました。

 さて、今年は仕事は順調でしたが、手放しで喜べない結果オーライの順調さでした。
総括すると、今までの人生の中であまり良くなった年でした。父との別れも有りましたが、なにより私は生涯で初めてと言って良いほどの屈辱を年末に受けました。どうもそれ以来元気が出ません。来年は良い年にしたいですね。

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コメント

明けましておめでとうございます
穏やかな暖かい新年を迎えた横浜です、風も弱く晴れ渡ったカミサン曰く洗濯日和の朝です

私は陽だまりの木、見ませんでしたが昔漫画で見た記憶があります、世界中どんな歴史でも表に出て来ない偉人って方は星の数ほどいるのでしょうね
技工士もまたしかり、歯科医の影に隠れてはいますがもっと日の目を浴びてもヨイ存在と自負しています。

私の昨年は取り立ててヨイことも無いでしたが悪いことも無くマアマアと言ったトコロでした、強いて上げれば昨年の中頃から血圧が高くなってしまい,今年はイヨイヨ血圧の降圧剤を飲まなければならなくなりそうです、ナントカクスリだけは飲まないで生活して行きたいと思っているのですが、、、

悔しい思いや情け無い思い、長生きするとこれからも沢山あります、しかし命までは取られないのだから自分が受けた屈辱が家族を養う糧だと思い、受け流してしまいましょう、そんな簡単モノではないのかな.

今日はこれからカミサンの姉宅で毎年恒例の新年会です、
今年92歳になるカミサンの母親も参加で総勢20人くらいの大宴会ですが飲み過ぎにチューイして楽しんできます

今年もヨロシク

投稿: John | 2013年1月 1日 (火) 11時24分

あけましておめでとうございます 
今年も宜しくお願いいたしますm(_ _)m
こちらも天気予報ほどの冷え込みもなかったです。朝方は雪が降ったようですが、太陽が昇る頃は雪も溶け過ごしやすい元旦でした。

陽だまりの樹 良かったですよ!機会(再放送)がありましたら見てください。
戦のシーンも低予算ながら よく検討したと思います(CGも使わずに)。ちこっと清盛の予算を回して欲しかったと思うくらいです
清盛をダメ出しすると歴史考証で白河法皇のご落胤説を押し通した事と、天皇家を王家と最後まで呼んだ事で。あと何と言っても主役の演技力でしょうか。松ケンはデスノートの様な役柄は凄かったですがあんなキャラだけなのかと思わせる演技力でしたネ
NHKも上野樹里さんの時も思いましたが、人選ミスと歴史考証の甘さは今年はなんとかして欲しいですね。

今日はこの三千世界で唯一私の来るのを待ってくれる人(母ですが)に会って来ました。
昨年受けた屈辱は このぼっち年末でよくよく考えてみたら 若い頃 沢山の人を傷つけ嫌な思いさせてしまった事が今の私に帰ってきたのではと聖人の様な気になりました。
ご指摘のように 命までは取られないし屈辱を糧だと思えるようにしたいと思います。
因みにぼっち年末の後半はUSドラマ漬けでした^^;

投稿: 45net | 2013年1月 2日 (水) 02時09分

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