ひろしま菓子博2013の感想
4年に1度の全国菓子大博覧会が現在広島県で大正10年(1921年)以来の実に92年ぶりに開催されています。
この菓子博の開催の理念は、お菓子の歴史と文化を後世に伝えると共に、菓子業界・関連産業の振興と開催地域の活性化に役立てる為で、商工業・農業等と菓子産業との連携を図りながら、来場者に夢と感動を与える展示・催事を行うことにより、菓子文化及び技術の継承・発展を図る。
だそうです。
ですから基本的に和菓子ですね。
有名なお土産さんとかの店先にある賞状とか包装紙のなんとか大臣賞なんて記載を見た事があると思います、そんな賞もこの博覧会で授与されているそうです。
折角の地元開催だから本日出かけてきました。朝から行こうと思いましたがあまりにも凄い人だったので 萎えたので5時から入りました。
感想は入場料2,000円はあまりにも高いと思いましたネ
(まぁ私は夜間入場なので1,000円でしたが^^;)
価値的には正直500円ぐらいですかネ
CMや報道番組で試食しているシーンが流れていたと思いますが、実際の現場では試食は皆無で(おそらく平均すると2~3種類ぐらいでしょうか)
そもそも全国お菓子めぐり館の作り方に問題が有るんじゃないでしょうかネ。70年の万博みたいに各県(か地方)で独立したパビリオンにした方が良かったんじゃないでしょうかネ。
そこで販売や“試食も出来るようにして”
今回の全国のお菓子の展示は、観光地なんかのおみやげもの屋の陳列を全国版にしただけで何の説明文も皆無で コンパニオンも立つことなく、中には外箱や包み紙だけで中身が全く見えない物も多かったですネ。しかも販売も一部で少量なので売り切れも出る始末。もっと酷いのは(休日は)バザール館(販売のパビリオン??)にすら入れない。デパートの物産展の方がはるかにマシだったと感じたのは私だけではないでしょう。
こんな開催なら、運営をオリエンタルランド(TDRを運営するグループ)に任かした方が良かったのでは?と思いましたよ^^;
お菓子美術館に展示してある工芸品は たしかに“一瞬は”凄いと思いましたが、同じ様なモノ(花と鳥)ばかりでタイトルと作者名のみで何を使って作ったのか分からないのが どうもネ。型を作れば出来そうですしネ。なにより食べれないので粘土や蝋で作っていても分からないですよ。
それから菓子職人さんが工芸菓子の説明をしていましたが“食べれないものは使っていない”と豪語していましたが それなら、こんな機会こそ 工芸菓子“食べさせろ”と突っ込みたいですナ。
匠の技を堪能して下さいとの事でしたが、
お菓子は展示して見るものではなく“食べてなんぼやろ”とね。
お菓子の工場館での もみじ饅頭の機械化されたオートメーションの流れ作業なんか小学校の社会見学かと突っ込みたくなったし、手焼き製造実演なんかも宮島に渡れば何軒もやってるし 宮島ならほとんどの店で焼き立てを試食させてくれますからね。
それこそ工芸菓子の実演やったらどうだったんでしょうかネ(生菓子の実演でも)匠の技を見せて下さいよ ってネ
菓子職人の育成が背景にあるそうで、こんな発表の機会は良い事だと言う人がいました。少々入場料が割高でも育成の為だとネ
成る程 その通りかも知れません。
ただ、歯科技工士のように30歳まで離職率が80%を超え、しかも歯科業界は構造不況で団塊の世代前後の技工士が引退する10年後が危機的状況 と言う訳でもなさそうなんだから
(育成するのに)少しは身銭を切れ と言いたい。
おまけの話
良かった事は工芸菓子の展示が有るお菓子のテーマ館とお菓子の美術館はグリーンアリーナ(広島県立体育館)なんですが、
休憩所がスタンド席だったのが良いアイデアだと思いました。5,000席ありますからネ(最大収容10,000人)
休憩中のスタンド席からの撮影です。お菓子のテーマ館とお菓子の美術館は撮影禁止なので一年以上かけて作った壮麗なシンボル工芸菓子「嚴島神社」が撮影できませんでした。因みにこの1/2スケールの厳島神社は超混んでいる内側通路と比較的流れる外側通路が有りますが、外側通路だけでも撮影OKにすれば 良い宣伝に成るのにと感じました。
全国のお菓子館を見て回った感想は有名な菓子の無い所はどこも似たり寄ったりでパッケージで凝るしかないのかもしれないですネ。あと強烈なご当地(ゆる)キャラがあれば強いです。例えば熊本県のくまもんの様にネ。
そんな中、長崎と鹿児島は徹底していて、食べ比べしてみたかった。一切れ販売(試食でも)したらウケたのにネ
長崎はカステラだらけ
鹿児島はかるかんだらけ
因みにもみじ饅頭だらけだった広島ですが、10年ほど前に宮島に渡って紅葉饅頭を食べ比べして回った事が有ります(宮島口含む)。
広島は地元なのにコーナーが他所と同じ大きさでした
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