仕事の葛藤
仕事を宅急便で送って頂ける得意先が有ります。
(本当に有り難い話です)
毎日の事なので、指示書だけ入っていて模型を入れ忘れたなんて事もあります。
歯科技工の作業日数の1日の差は途轍もなく大きいのですが。DHさんから電話で頼まれるとついつい「日にちは変更しなくて良いですよ」って話になります。
ただ昨日はちょっと無理なケースだったので、日にちをずらして頂いたんですが、
う~ん、なんかねぇ こっちが悪い様な感じになりました。無理を断った方が悪いのか、入れ忘れた方が悪いのかは依頼主側の論理も有るでしょうが、
物で釣ると言うか恩に着せようとしたりとか上からの対応だったので このDHさん こんな言い方をする人だっけ という驚きと人間何かのきっかけ(特別待遇されたりとか)で変わるものと恐ろしくなりました。
こんな勘違いするモンスター衛生士って簡単に作れるんですネ
Dr(上司など)にはそんな対応を努々しないので ご用心あれ
私のような技工士だけに出て患者さんにそんな対応が出て無いことを祈るばかりです
さて、巷ではドラマ『半沢直樹』が八重の桜より人気だそうですね、サッカーの代表選より視聴率良かったとか。
バブル期に大手都市銀行に入行した銀行員・半沢直樹が銀行内外の人間や組織による数々の圧力や逆境と戦う姿を描いているそうですが
こういう企業ドラマは特に銀行を扱うと影部分の悲惨さや陰湿さを描いていたと思うのですが、このドラマは作者の池井戸潤氏が目指した「銀行の中で人が生き生き動く活劇」で主人公は「清濁併せ飲むヒーロー」と語っています。
そんな前向きなエンターテインメント性が受けているんでしょうか
現実には なかなかそうはいきません。私の所の出入りの取引銀行の渉外マンはこのドラマの様なバブル入社ではなく、いわゆる就職氷河期入行ですが、銀行の異常なノルマに葛藤しているようです。
私の所の様な体力はないがそこそこ優良な会社(運転資金を必要としない製造業の為 焦げ付きは作らないが預金も無い)は結構お付き合いのターゲットにされます。
私としてもいざという時(不意に機械が壊れた時等)に資金の借り入れをしなければ成らないので、カードを作ったり短期の手形貸し付けを請け負います。
まぁ、先にあげた緊急事態以外にも事務員がいない事情もあり、振り込みとか窓口に行くと時間が潰れてしまうので 毎月こんな少額取引でも来てくれるし“年会費”代わりと銀行とのお付き合いは想定内なんですけどネ もっとも貯金とか積立は出来ませんが
ただ、付き合いを強要する側の渉外君は普通の精神を持った青年なら葛藤が有るみたいですね。受け持ちの回る区域は(モラルハザードが起こる為)通常3年か長くても5年で替わるようですが、そのまま辞める子も珍しくはありません。
まぁ使いもしないカードを作らせたり、保険に余分に入らせたり、短期の手形貸し付けとかね。結構理不尽なお付き合い(要求)も有ったりしますから。
特に借り入れはこの前つい本音が出ました「社長の様な(運転資金)要らない所に貸しても6か月置いとくだけなのに、本当に借りたい所には貸さないなんて…。」
アベノミクスで金利は上がるのそうなので 銀行にはお金が余る傾向でしょうから、全国の銀行の渉外マンの苦悩は続くでしょう
余計なお世話ですが、どんなに辛くても銀行は辞めない方が良いと思いますよ
何処に行ってもツライ事はあるし、中途採用は辛いしね。
なにより、就職氷河期はライバルが少ないから出世しやすい
そんな話をしていたら、件の渉外君は
「上司を見てても夢を持てないんですよね」
まぁ、就職氷河期の上司はバブル入社組だからナ^^;
う~ん、私も昔いたスタッフに言われまてしまいましたが、模範となるような 憧れてもらえるような背中は…。
おまけの話
就職氷河期の世代はバブル崩壊後の不景気と日本の経済衰退という時代に少年期を迎えたので安定志向や大企業志向が強いそうです。
ですから逆に中小企業は新卒が集まらない状況だそうで、。
また、バブル世代は同期が多いですが、この就職氷河期の世代は出世しやすいなんて言われています。
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