ある日本人のエセおもてなし
先日大阪のセミナー参加の為、いつも行く地元旅行会社に行った時の雑談の中で、いつもの安ホテルを手配終って「偶にはミシュラン五つ星のリッツに泊まりたいよね」と話していたら、店長が怪訝な顔をして「実は研修で泊まったのですが、本当に五つ星かと思うところが有りましたよ、特に○○が美味しくなかった」と
その時はそんな事もあるだろう程度に思っていましたが、阪急阪神ホテルズと傘下リッツ・カールトンの偽装問題が出て、プロの凄さを知りました。
さて、表示と異なる食材を使用した料理を提供していたことが判明した阪急阪神ホテルズですが、記者からの問いに対してホテルのトップが「偽装ではなく誤表記」と繰り返したのは火に油だったと感じますネ。
それでも提供が確認できれば代金を返すそうで、料理の提供期間は2006年3月~2013年9月で、東京、京都、大阪、兵庫の8ホテルと1事業部の23店舗の利用客は7万8775人に及ぶそうです。その返金額は総額で1億円を超える見通しだとか。
7年間は分からなかったでは すまないだろうと思うのですがネ。
また お金を返せば済む問題でもないとは感じます。
あと 偽装食材の提供が47品目らしいですけど、沖縄産の豚肉の産地違い、霧島ポークも別の産地の豚肉(仕入れ業者が納品)、有機野菜を有機野菜でないものを提供したりするのは(見た目の)違いはそれほど出ないものですが、鮮魚のムニエルに実際は冷凍した魚を、レッドキャビアにトビウオの卵を使えば流石にプロの料理人なら分かるだろうと思うので、明らかな組織的な偽装の臭いはするんですけどネ。
ただマスゴミはスポンサー様にはこれ以上は追求できないとも思いますが
実は歯科でも偽装は有るんですよね。
幸いにも私のお得意様はそんな要求はありませんが、知り合いのラボによると使用金属の質を下げてくれと頼まれたり、酷いケースではノンプレ(多分ニッケル)を使ってくれと要求する歯科医院もいるとか。おそらく歯科衛生士さんでも見破れないでしょうから内部告発も期待できないので ご用心くださいませ。
おまけの話
冒頭の話ですが、リッツのフレッシュジュースのメニュー表記に実際は容器詰めのストレートジュースだったとか、外部から仕入れたパンを自家製と表記したとか、芝エビが、バナメイエビ、車エビがブラックタイガーと、パンやジュースはあれですけど、エビは逆に今までばれなかったのは料理人の腕も凄いのかなぁとも思いましたネ、もっとも私は美味しくないと思ってもその物の値段が高い事を聞いたら急に美味しく感じる人種なので 冷静な判断なんか出来ないのですけどネ^^;
その前にリッツのレストランで食べた事ないけど…。
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