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2014年2月26日 (水)

武士道を見た

ソチ五輪でフィギュア女子6位入賞の浅田真央選手が帰国し、東京で日本外国特派員協会で会見しましたが、
競技生活を続行するかについて 明言を避けてきましたが、今回の会見で「ハーフハーフぐらい」(半々ぐらい)と、これまでよりちょっと前向きな発言なので良かったです。
だけど、最近はハーフハーフって言うんですか、フィフティフィフティって言わないんですね。
ちょっとつまらないことに拘ってみました^^;

 さて、その会見の中でやはり聞きましたナ^^;
例の元総理で東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が浅田選手のショートプログラムの演技について
「真央ちゃん、見事にひっくり返りました。あの子、大事な時には必ず転ぶんですね」と言った事について 
第一声は「何とも思っていない」と懐の大きい所をみせて、
「自分も失敗したくて失敗しているわけではない」と違和感も滲ませました。
尚も「森氏はあと5年間会長を務めるが、日本人はたえられると思うか」との質問には、

「私は、別に今何とも思ってないんですけど、多分森さんが、ああいう発言をしてしまったことについて、森さんは少し後悔をしているのではないのかなあと…」
と逆に気遣い、会場からは爆笑と拍手が沸き起こったそうです。

厳しい環境(不当な判定他)でもメゲずに頑張ってきたからこそ日本人が(いや世界が)真央ちゃんを心から 応援したと思うのに なんとも…。
まぁ先日も愚痴ったので もう止めておきますが^^;
そんな元総理の辛辣な蔑みの言葉をも許す ウイットの富んだ懐の大きい発言に武士道精神を感じました。

是非 森さんには新渡戸稲造先生の武士道を読破するよう お勧めします。

尚、「私自身トリプルアクセルが一番の見せ場だと思っているので、絶対に外すわけにはいかない」
と、こだわりを見せていたそうですが。
誰かみたいに簡単な演技構成でミスなく 仕上げて 金メダル目指すのも良いですが、一番難しい技に拘り 極めようとするのも まさに武士のようです。
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/jcast-197611/1.htm

おまけの話
先日母の病院に付き添った時、最近胃が痛く気分が悪くなるので検査をしたら、CTも血液検査も異常なかったんですが、その時の消化器系のDrの話が興味深かったです。
母は数年前に大病(解離性大動脈瘤)を患ってから足が不自由になったので 痛みが慢性的に出るので、心臓外科の主治医や整形外科の先生は「ちょっとでも痛みは我慢する必要がない」とほぼ定期的に痛み止め(ロキソニン)を飲むことを勧めているそうです
そんな背景から、その時の消化器系のDrは
「それぞれの科によって解釈は有るだろうが」と前置きして
「ロキソニンを毎日飲み続ける短所として胃に負担をかける事が考えられるので、私はよほどの時以外は我慢すべきだと思います」と

一方で我慢する必要なんかないので痛み止めは毎日でも飲むべきと主張し、もう一方は胃の負担を考慮して出来るだけ痛み止めは飲むべきではないと
う~ん、どちらが正論だとは私には判断できませんが、消化器系のDrに一票ですね。

ただ、胃カメラ検査を母が日を改めてするのですが、私がしたような点滴に安定剤を入れてもらって寝ている間にする方法は 当然薦められないと言われました。
「5分で終わるので(全身麻酔)は無しでいきましょう」
この先生も武士でしたよ。
私はやっぱり・・・。

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コメント

こんにちわ、弱い小雨の降る横浜です、しかし割と暖かく雪や霙にはなりそうもなく一安心です

浅田真央さんのコメントは秀逸ですね、このインタビューの為に寝ないで考えたのでしょうか、ユーモアーと懐の広さが垣間見えスケートの上手さだけでなく人間的な魅力も改めて感じさせられました、彼女なら引退してもスポーツキャスターとして人気の的になりますね、でも私としてはもう一回オリンピックに出て欲しいのですが

私の母親も今年で87歳になりコレといった持病は無いのですが、やはり歳相応に耳が遠くなったり物忘れが激しくなったりで先が思いやられます
私は母親のおかげか割と健康に生きてこられて現在もあまり薬の世話にはならず、薬の副作用とか経験がないのですが所謂「匙加減」の解釈にも医者それぞれの考えがあるのですね、

投稿: John | 2014年2月27日 (木) 10時58分

こんばんは JOHN様 いつもコメントありがとうございますm(_ _)m
こちらも昨日からの雨で気温より寒く感じます。
ただ、予報では夜には朝より気温が上がるのとの事でしたが。

日本外国特派員協会に呼ばれるって真央ちゃん凄いですね。
羽生くんでも呼ばれなかったのに。
今までもよくメダルの色でも獲得することでもない なんてエセ評論家たちがしきりにそうTV等で のたまっていますが、
今回の真央ちゃんほど その事を実感さしてくれた五輪は無かったんじゃないでしょうね。
世界でも金メダリストより絶賛されていたんじゃないでしょうか。
ある国を除いてですが^^;

薬はさじ加減を間違えると毒にもなるという事ですね。
ただ、母のことですが、あまりにも痛い痛いと泣き言を言うので、聞くに耐えれなくなった整形外科のDrが鎮痛剤の常用を薦めたんじゃないのか と今では思っています^^;
まぁ、辛抱は年を重ねるごとに出来なくなるそうなので 人ごとではありませんが。

投稿: 45net | 2014年2月27日 (木) 15時53分

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