フラフラする制度
2008年に改定された所謂 脱ゆとり教育移行 受験レベルも年々難しくなった言われています。
具体的には教科書の量が20%以上増えたと言われています。
再チャレンジ学生の側から考えると、20%量の違う準備をしてきた学力の子たちと勝負するのはキツイですよ。
制度を決める側の人達の責任は重いです。
さて、難しく成って来たといえば、歯科医師国家試験もそう言われています。
つい最近までは 歯学部(私立)は入るのも出るのも国家試験も緩い なんて言われてきましたが、歯科医師国家試験は相当難しく成って来たそうです。
まぁ それが本来の姿なんですけどネ。
ただ、国家試験ですから定めた基準を満たせていたら 合格するはずなんですが、どうも合格者数の上限が決まっているそうです
それで私立の歯科大学は国家試験の合格率を気にして卒業生の数を調整しているとか。
年間費用が600万以上する私立の歯学部だと親にとっては堪ったもんじゃないでしょうネ。
たしかにコンビニの数より歯科医院数が多いですし、歯科医師数も10万人を遙かに超えているそうですから、その政策は有る程度理解できますけど。
どうも国は私立の歯学大学が学生数を減らさないためにしたという話を聞きましたが、(大学にとっては学生数減は死活問題なので)減らさなかった事でこんな問題が起きたのでしょう。
それにしても入口がズルズルなのに出口を狭くして尚且つ資格合格者数を制限するなんて本末転倒な話だと感じます。
学費だけで年間600万以上を6年以上掛けて歯科医師に成れなかったら どうするんでしょうか
何の資格もスキルもないのに世の中に出て 真面な学生たちと勝負するのはキツイですよ。
おまけの話
歯科医師国家試験が難しくなっても3年ぐらいの周期で極端に簡単にしている年が有るそうですから、歯科医師国家試験浪人組を合格させるなんて噂も有りますけどネ
それが本当かどうかは知りませんが、国家試験浪人組は2年目もしくは3年目に不合格だった時点で、歯科医師の道を諦める人が多いと聞きます。
出口を厳しくするのは良いと思うのですが、入り口を厳しくする事が不可能ならば、国試断念組の受け皿も用意するべきでしょうネ
何か別の資格が採れるとか、例えば教員免許が取れるようにするとか、歯科関係の技師(歯科レントゲン技師)とか、入れ歯専門技師とか、それか歯科医師国家試験も1級と2級にするとか(開業出来るのは1級だけにみたいな)
http://www.medo.jp/dex.htm
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コメント
こんにちわ、今年は春が無くて急に夏になってしまったような気がする今日この頃です
そう言えば去年も秋が短かったような?
歯科医師国家試験、合格率の低い歯科大は廃校がヨイのでは、私学助成金とか税金の無駄遣いもなくなるし、合格率が50%を切るなんて大学はいらないのではないでしょうか
まあビジネスとして大学を残したいのでしょうが、、、
おまけの話にある1級2級ってのはアリかもしれませんね
おまけに歯科衛生士の資格くらいは付けてもなんて思います
投稿: John | 2015年4月28日 (火) 10時50分
こんにちはJOHN様 いつもコメントありがとうございますm(_ _)m
こちらも良い天気でしたが東日本ほど気温は上がっていなかったですし、朝夕は長袖です。(私の場合昼間も長袖ですが)
ご指摘の歯学部卒の歯科衛生士は人気が出るかもしれませんね。ただ男性の場合過去の暗い歴史が有るので難しいかもしれませんが。
技工士も1級2級とランクを付けても良さそうですね。
最下位の松本歯科は学費をかなり下げましたし(年間300万)、特待生制度(成績により年間200万コースと100万コースがあるそうです)も他校より充実させていますので2~3年後大化けするかもしれません。
ご指摘の合格率の低い歯科大の廃校論は激しく同意です。現実的に統廃合は進むと思われます。
ただ、もし国が国家試験合格者数(噂では年間1400名)をこれからも続けるなら、現在の歯科医師の平均年齢が50歳という事を考えると将来的にはまさかの歯科医師不足なんて事に成るかもしれません。
まぁ、そのへんは上手く調整すると思いますけど。
投稿: 45net | 2015年4月28日 (火) 18時08分